文系男子が日和るIT開発~IT知識なしで飛び込んだIT企業

文系男子だからIT企業に就職するなんて考えてもみませんでしたが、日和ながら日々くらいついています。

(見積り)FP法:ファンクションタイプと計測範囲

FP法を学んだので備忘録も兼ねて。
背景や他の見積もり法と比較しての特徴は割愛します。

■計測方法について
ユーザからのビジネス要求を元に、「機能」をユーザ視点で識別し、その機能数を計測する。
「機能」は、大きく「データファンクション」「トランザクショナルファンクション」に大別される。
さらに、「データファンクション」は、2つに分割され、「トランザクショナルファンクション」は3つに分割される。

■データファンクション

「ファイル」を機能をとらえるという意味あい。
ファイルが間接的に機能を支えている、というか、計測対象の機能が保守している範囲のファイルなので、計測対象に含めましょう、
という感じでしょうか。

(1)内部論理ファイル(ILF)
ユーザが識別可能な論理的まとまりをもったデータ、または、制御情報の集合。
 その主目的は、1つ以上の要素処理を通して保守されるデータを保持する』
とのこと。
計測したいアプリケーション内部で使用する論理的なファイルに当たる。
また、そのアプリの処理内容をコントロールするコマンドやパラメータも該当する。

(2)外部インタフェースファイル(EIF)
ユーザが識別可能な論理的まとまりをもったデータ、または、制御情報の集合で、当該アプリケーションは参照するだけで(更新しない)、別のアプリケーション境界内で保持されるもの』です。
つまり、他のアプリケーションが保持している内部論理ファイルを参照させてもらう機能ということになる。

■トランザクショナルファンクション

データ処理によって実現される機能で、「(1)外部入力」、「(2)外部出力」、「(3)外部参照」に分けられる。
これらは、画面、帳票そのものを差しているわけではなく、それらを処理するプロセスであることに注意することだ。

(1)外部入力
『アプリケーション境界の外部から投入されるデータや制御情報を処理する要素。
 その主目的は、1つ以上の内部論理ファイルを保守する、または、システムのふるまいを買える、あるいは、その両方』の機能です。
データとは、処理されるデータのことで、画面や帳票などから投入され、内部論理ファイルの追加・変更・削除が行われることとなります。
注意点は、データの投入に伴って行われる、必然的な妥当性チェックやメッセージ出力、結果確認のための情報の表示は、副次的な仕様である限りは外部入力として計測することだ。

(2)外部出力
『アプリケーションの境界を越えてデータや制御情報を外部に送出する処理。
 その主目的は、データや制御情報を取り出したり、付加したりする以外の処理ロジックを通して、ユーザに情報を提供する』機能だ。
 つまり、データファンクションを読んで、加工したり計算したりして、画面・帳票・外部記憶装置などのアプリケーションの境界外部に取りだす処理になる。

(3)外部参照
『アプリケーションの境界を越えてデータや制御情報を外部に送出する処理。
 その主目的は、データや制御情報に取り出し、ユーザンに情報を提供する。
 その処理ロジックには、加工・計算や新たなデータの導出は含まない』
機能だ。
 つまり、内部論理ファイルを編集して、画面・帳票・外部記憶装置よりアプリケーション境界外部に取り出す処理。

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